ダイエットに我慢は付きものですが、できるなら食欲を満たし、楽に行える方法を選びたいところです。ダイエットの基本は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが全てです。しかし、美味しくて食欲が満たされる「食べる」行為と、汗を流し疲れる「体を動かす」行為では、意志の弱い人の場合、前者の方に気を許してしまうのは当然のことです。そこで、この「食べる」行為をひと工夫して、食欲を満たしつつ太らない状態に持っていく、という風にするのが良いという考えに辿り着きます。
このような場合、低カロリー食材を用い、カロリーカットができる調理方法で食事を作ります。肉類は高カロリーですが、鶏のささみやムネ肉は比較的カロリーは低いです。また、脂ののった魚は魚油が摂取できるので健康的ではありますが、ブリなどの青魚は白身魚よりもカロリーが高いです。ダイエット中の主食は、白米よりも玄米が好まれます。
不足しがちな栄養素が補えるという理由の他に、玄米は基礎代謝をアップしてくれるので、太りにくい体を作ってくれるからです。また、玄米は低GI食品だということも大きなポイントです。低GI値は低いほど血糖値が上がりにくいため、脂肪の溜め込みを防ぐことにつながります。白米のGI値は81で、玄米は55なので、玄米の方が太りにくいと言えます。
他にもそばや全粒粉パスタ、オートミールなどもありますのでおすすめです。また、見た目で満足することも大切なので、野菜のおひたしなどの小鉢を増やすのも効果的です。野菜から食べるといった「食べる順番」にも気をつけます。ゆったりと無理のないダイエットで、少しずつ減量していきましょう。